バイクとの思い出

バイクとの思い出話

僕のバイクとの思い出話です。

僕は風を切って走るバイクに憧れ、かっこいいバイクでツーリングがしたくて国産のアメリカンバイクを買いました。
子どももころから映画に出てくる様々なバイクを見て憧れましたし、特にハーレーダヴィットソンに一目惚れしていましたからね。
念願のバイクが自宅に届く前夜は、嬉しくて全く眠れませんでしたよ。

そのアメリカンバイクと僕の自叙伝です。

バイクを買う前にまず免許。自動車学校でなんと芸能人と教習しました

自動車学校で二輪免許を取りに行ったとき、なんとある女性芸能人も教習に来ていました。
芸能人に会えただけでも驚きなんですが、その芸能人と一緒に教習を受けたことがいい思い出にもなりました。
※芸能人の個人名はここでは避けておきます。

普通に皆さんと一緒にカリキュラムをこなしているのが、なんだか笑えてしまうのですが、教習を受けていておもったのですが、芸能人というのはこうした一般人と同じ土俵に立つ場というのは嫌なものですね。
やっぱり目立ちますので、それだけでさらし者というのか、見世物のようになってました。
「ほら、あれ、見て」という具合に指をされるのです。
ちょっと気の毒になりましたが。

楽しみにしていた納車の日が怒りに変わった日

何とか無事に免許が取れまして、念願のバイクを買いました。
本当はハーレーが欲しかったのですが、値段が非常に高いので庶民の僕には手が出ません。

ということでハーレーではなく国産のアメリカンタイプを購入しました。新車です。

納車は販売店に取りに行かずに、家に持って来てもらうように手配しました。

当日電話が来て今から向かうとのことで、ついに念願のバイクが自宅に届くことでワクワクしながら家の前で待っていました。

すると、あろうことか販売店の人がつなぎを着て新車のバイクに乗って来たのです。

「エッ？」

普通、納車というのはトラックに積んで持ってくるものですよね。

それをつなぎを着た販売店の人が乗って来たのです。新車をです。

マジで頭にきましたね。

「俺のバイクを勝手にのるんじゃねぇ～よ」
って怒り爆発でした。

その日以来その販売店とは一切の関わりを絶ちました。
ふざけた販売店でした。

客のバイクを何だと思っているんですかね。わけが分かりません。

とにかくバイクが手元に届きまして、次の週末、夢にまで見たツーリングをしてきました。

映画のようなワンシーンが現実のものに！

バイクが手に入ってからというもの、全国いろいろな所に行きました。
映画の主人公になった気分でもう最高です。
バイクのある生活は楽しくてたまりません。

1年中、次はどこに行くか、どこを走るか、何を食べようか等の計画を立てていました。やっぱり楽しいものです。

ツーリングに出掛けた先で、地方の交通量の少ない道を走るのはホント爽快です。
国道を貸し切り状態です。この贅沢感はたまりません。

アメリカンのバイクですから、のんびり走れるのもいいですが、マフラーを変えたり、ハンドルを変えたりとカスタムするのも楽しいですね。

どんどん映画で見て憧れたバイクに近づけていきます。雑誌でパーツを見ては考えをめぐらします。
もうただの浮かれポンチです。

僕が初めてツーリングに行きはじめの頃、公道を走っていてあるルールのようなものに気づきました。
それはツーリングをしているバイクとすれ違う時に手を挙げて挨拶をするのです。
皆さん、ツーリングをしている人は決まって手を挙げて挨拶してくれました。これも嬉しいものです。

山道での危険要素

ツーリングで一番危険だったのは、誰も通らないような山道で、道路のすぐ脇には木々が生い茂っていますので、コーナーの先は見えません。
山道ですので、くねくねとコーナーの連続する道です。
車は１日に数台しか通らないのか、全く車とすれ違うことはありませんからスピードも出てしまいます。

そこで、コーナーを曲がったところに、大きな大きなシカが３頭、道をふさいでいるのです。
瞬間的に止まれないことは分かりました、ブレーキをかけても間に合わない距離でした。

ぶつかるっと思った寸前で３頭の鹿は、林に逃げてくれましたから転倒することは避けられましたが、鹿のいた地点から、１０メートル程先で振り向くと、鹿も３頭こちらを見ていました。

危なかったです。ぶつかっていたら、車がほとんど通らない山道ですから、どうなっていたか分かりません。

くれぐれも人里離れた山道では安全運転で行こうと誓うのでした。

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