バイクを売る決心したのはどういう時?
バイクを売る決心がついたのはやっぱり子供が生まれたときかな。
結婚して子供ができると、子どもや家庭のことでバイクに乗る機会がグッと少なくなります。
それはある意味仕方のないことだと思います。
そもそもバイクに乗る以前に、事故したときの方が心配。
もし自分が事故して後遺症を患ったら・・・
または事故死してしまったとしたら・・・
残された嫁や赤ちゃんはこれからどうなる?
そういうことを考えるとバイクはもう乗れないかもしれない。
そう考えだすようになったので、バイクを売る決心をしました。
もちろんバイクを手放すのはとても寂しいことです。
いままでバイクと一緒にいろんなところへ出掛けたりしていましたので思い出もたくさん詰まっています。
そんなバイクを売るのはとても心苦しいのですが、乗らずに放置していれば、それこそかわいそうかなとも思ったりします。
誰かほかに人に走らせてもらった方がバイクも喜ぶのではないかと。
ですから断腸の思いで売る決心をしました。
普段から事故しないようにとても気をつけるようになりました。
べつにバイクに限った話ではありません。
バイクに乗らないのはもちろんですが、車を運転しているときも事故だけは起こさないようにと、とても慎重になっています。
独身と比べて運転にも慎重になりましたし、スピードもそれほど出すことはなくなりました。
最近はよく
「ああ、家庭を持つって、こういうことなんかな〜」
とつくづく考えるようになったんです。
事故しないというのはもちろん、子どもの顔を見るたびに、この子が大人になるまでの「責任」もひしひしと感じるようになりました。
好きなバイクもやめて、お金をためるために「お父さん、明日も仕事がんばるから」
とかわいい子供の顔を見ながら、毎日疲れ切った体を奮起させているんです。
でも、やっぱり僕も一人の男。
子どもがまだ小さいうちの今の環境では乗るべきではないと思っていますが、バイク自体は昔から好きなのでいつかはリターンライダーとして復活したいと考えております。
それが実現するのはいつになるのかはまだわかりません。
でも、必ず復活したい。
ベッドの中で、子どもと添い寝して薄れゆく意識の中、そう思うのでした。