ヤフオクに出品する
バイクをヤフオクに出品する方法です。
まず初めに注意しておきますが、ヤフオクでのトラブルは付き物です。
それに名義変更の手続きや取引連絡、配送などをすべて自分でやらないといけないので非常に手間がかかります。
その点を理解したうえでのヤフオク出品となります。
じゃあ、なんで他の人はヤフオクでバイクを出品しているかというと、そのほとんどが業者で、販路を広げるために行っているからです。
たまに個人の方もみえますが、そういった方はバイク屋や買取査定よりもさらに高く売りたいと考えている人で、実際、本当に高く売れるかどうかは出品してみないとわからないです。
車種にもよりますが、思わぬ高値で売れるかもしれませんが、思わぬ安値しかつかないことだってありえます。
なので興味本位で出品するくらいなら業者に売ってしまった方が潔いかもしれませんね。
それでも高く売ることに可能性を期待しているのであれば、ヤフオクでの出品もいいと思います。
ここではヤフオクでバイクを出品する際、気を付けておく点などをまとめてみました。
ヤフオクでバイクを売るときの注意点
1.出品するにはお金がかかる
2.写真をたくさん掲載する
3.写真画像の大きさに注意
4.商品説明
5.出品価格はいくらにした方がいい?
6.落札された後の取引の流れ
7.陸送するには
8.よくある質問
1.出品するにはお金がかかる
まず、ヤフオクでバイクを出品するときには、YahooIDを取得しYahoo!プレミアム会員になる必要があります。
YahooIDの取得自体は無料です。
ID取得はこちらから
Yahoo!プレミアム会員登録はこちら
その他、落札されたときの「落札システム利用料」が別途かかります。
ヤフオクでバイクを出品する際の経費
Yahoo!プレミアム会員費:月額410円(税込)
出品システム利用料:無料
落札システム利用料:下図参照
カテゴリは「オートバイ車体」なので1944円(税込)が必要ということになります。
Yahoo!プレミアム会員になりましたらいよいよ出品します。
2.写真をたくさん掲載する
まずはバイクの写真を撮ります。
写真は当然たくさんあった方が相手によく伝わりますからできることなら多く撮りましょう。
特に傷や凹みなど気になる箇所はアップで撮っておきます。
出品ページでは写真は3枚しか掲載できませんから、沢山の写真を相手に見てほしい場合はこれを使います。
フォトアップ
http://photo-up.jp/
面倒な会員登録や個人情報の入力は一切なく無料で利用できます。
通常の3枚に、プラス7枚の写真を掲載できるのが特徴。
それ以上の写真を掲載したいときは、画像の置き場としてYahoo!ボックスを利用します。
ヤフーボックスはプレミアム会員なら50GBまで使えるオンライン上のデータストレージで、ここに画像をアップして共有設定にすることで誰でも写真を見ることができます。
Yahoo!ボックスの利用はこちら
3.写真画像の大きさに注意
今のデジタルカメラは画素数が非常に大きく、そのままのデータ量ではアップロードできないことがあります。
また大きなサイズの画像は表示するにも時間がかかりますので、利用者からすると「離脱」の原因にもなりますので、できれば写真画像の画素数は小さくしておきます。
大きさを小さくするにはこれを使います。
沢山の写真をまとめて小さくする「縮小専用」というフリーソフト。
「縮小専用」ダウンロードはこちら
画素数を小さくするとアップロードもスムーズにできるようになります。
4.商品説明
商品説明する際も気を付けなければいけない点がいくつかあります。
基本的に相手にわかりやすく、かつ必要な情報が伝わるように書かなくてはいけません。
・バイクの詳細
バイクのメーカー名、車種(名称)、型番、年式、走行距離、車検のあるバイクなら残りの日数、ワンオーナーなのかどうか、事故歴転倒歴はあるか。
・出品する際の経緯
どうしてバイクを手放すことになったのかを書くことで相手にもバイクの経緯が伝わり安心感をあたえ、落札される可能性が上がります。
※落札する方としても素性のわからない、盗難バイクを落札するのは嫌ですから。
・落札した後の取引の流れ
落札された後、どういった取引の流れになるのかを詳細に書いておきます。
バイクの引き取り、ナンバーの名義変更など、後々落札者とトラブルにならないためにも明確に書いておくことが大切です。
写真だけで判断せず、実際に見て触ってもらうと後になって「実物とは違う」なんてことにはなりません。
・代金の決済方法
落札代金の決済方法を書いておきます。
・発送方法
バイクを発送するには大きな金額が必要です。
落札金額に占める割合も大きいですから、陸送するにはどれくらいの金額が必要なのかをきちっと明記します。
また、近県の方なら引き取りも可能としておくといいと思います。
商品説明記載例(コピーして使っていただいても構いません)
※内容は適宜、ご自身のバイクに合うように変更してください。
あくまで一例なので、追記したほうがいいと思われる項目があれば、ご自身でアレンジしてくださいね。
御覧いただきありがとうございます。
商品説明を必ず最後まお読みになって、ご理解していただけたうえで入札お願いいたします。
メーカー名:○○
車種名:○○
型番:○○
年式:○○
走行距離:○○
(車検:○○年○○月○○日まで)
転倒歴:左側に立ちごけ1回
事故歴:なし
20○○年にバイク屋で中古で購入してから、主に通勤に使用していましたが、このたび転勤することになりましたので手放すことにしました。
オイル交換は定期的に行っており、エンジンは問題ありません。
今のところバッテリーも問題なく、セルで一発始動します。
・改造箇所(変更箇所)
パーツを変更しています。変更点は〜〜〜
・傷、凹みなど
傷は立ちごけした際に2か所〜〜〜〜
・錆びなど
ガソリンタンク内には多少の錆が見受けられます。
フロントフォークも錆があり、インナーチューブにオイルのにじみが多少あります。
・電気系
各ランプ類、球切れありません。
電球類は消耗品です。落札後、引き渡し直後などに球切れする場合もあります。
そういった場合には必要に応じて落札者さまにて交換をお願いします。
当方、業者ではありませんので、細かい見落としがあるかもしれません。
できれば現車確認後、試乗していただき納得の上でお取引したいと思います。
落札後のキャンセルはキャンセル料をいただくことがあります。
中古車である以上、細かい傷などがございます。
ご理解したうえでの入札をお願いします。
現車確認なしでのお取引の場合、クレーム返金返品には対応できません。
バイクの発送費用は落札者様負担です。
引き取りでもOKです。
沢山の入札お待ちしております。
注意事項
落札後、名義変更を行う必要があります。
トラブル回避のため、落札者様の方で先に名義変更していただき、ナンバー取得後そのナンバープレートをお持ちしていただきますようお願いいたします。
ナンバー取得にかかわる費用および自賠責保険の移管は落札者様実費でお願いします。
必要な書類は先にこちらから落札者様へ郵送いたします。
重ねて記載しておきますが、現車確認なしでのお取引の場合、クレーム返金返品には対応できません。
落札後、現車確認してキャンセルの場合、落札手数料1,944円(税込)を負担していただきます。
お互いに気持ちの良いお取引をしたいと思っておりますので申し訳ありませんが、評価の悪い方、新規の方のご入札はご遠慮願います。
落札されてもお取引はしません。落札者都合の削除をしますのでご理解ください。
新規でも誠意のある方は質問欄に連絡してください。
可能な限り対応したいと思います。
5.出品価格はいくらにした方がいい?
バイクを出品する際にスタート価格は結構重要です。
というのも、落札者は安く手に入れたいと思っていますので、市場価格で出品しても見てくれません。
同じ価格なら、バイク屋で買った方が安心ですからね。
なのでスタート価格は案外重要なんです。
じゃあ、いくら位にしたらいいのかというと、できれば市場価格の半値から出品するといいです。
バイクの相場は雑誌などを参考にするといいです。
出品する側としても、少しでも高く売りたい気持ちはわかりますが、初めから高い値段を設定してしまうと、訪問者は見てもくれません。
ですから落札者からみて、「このバイクちょっと気になる」と思わせるような価格設定がいいです。
落札者としては、少しでも安く手に入れたいのに、最低落札価格が決められていては、いくらで購入できるのかがわかりませんからヤフオクを利用するメリットがありません。
それをやるくらいなら、最低落札価格=スタート価格にした方がよっぽどマシです。
この辺は注意して下さい。
6.落札された後の取引の流れ
落札された後の流れです。
現車確認してもらった後に落札されたのなら、そのまま取引に入ります。
もし現車確認がまだでしたら、日程を調整してバイクを見てもらいます。
現車確認できずに、とにかくバイクが欲しいといってくる人には、キャンセル、返金、返品は受け付けないことをしっかりと説明します。
基本的にヤフオク側の流れに沿って取引を進めればいいのですが、バイクの場合、一番面倒なのが名義変更です。
名義変更していないと、事故したときにこちらにも責任がかかってきます。
落札者がしっかり者であれば問題ないのですが、世の中いろんな人がみえますので手続きしない人も中にはいます。
なのでバイクを渡す前に、落札者のほうで先に名義変更してそれから現車渡しするのが最善です。
もし落札者側で名義変更する自信がないといってきたなら近くのバイク屋に依頼するようお願いてみます。
バイク屋に依頼するとおおよそ2万円程度の費用がかかりますが、商品説明の注意事項で「ナンバー取得にかかわる費用は実費です」と書いていますので問題ないです。
あと、忘れずに自賠責保険の名義手続きも行うよう注意しておきます。
取引の流れ
落札後、現車確認してもらう
(現車確認できなければキャンセルできなことを念を押す)
↓
落札者へ名義変更するための必要書類を郵送する。
↓
落札者のほうで名義変更してもらう
↓
新しいナンバープレート取得後、こちらへ郵送。
(引き取りの場合は、ナンバープレートを持参。)
↓
代金を支払い
↓
バイクを陸送
(引き取りの場合は現車渡し)
↓
落札者の方で自賠責保険の移管
↓
取引完了
7.陸送するには
バイクを陸送(輸送)するにはその辺の小物を郵送するのとは違い、重量物なので費用がかさみます。
落札者の方で引き取りに来てくれるなら問題ないですが、遠方の場合、陸送する必要があります。
バイクを輸送する場合、どのような方法があるのかを調べてみましたので参考にして下さい。
BAS
BHS
http://www.koei-t.com/contents/transport-pack/auction/
どっと便
ゼロ
https://www.zero-group.co.jp/mycar/
ジェットリンク
クロネコヤマト
http://www.008008.jp/transport/car/
アイライン
http://www.i-line8.com/index.html
バイクブロス
http://www.bikebros.co.jp/transport/
8.よくある質問
ヤフオクにバイクを出品するにはYahoo!プレミアム会員になる必要があります。
これに月額410円(税込)
あと、落札されたときに落札システム手数料1944円(税込)がかかります。
なのでバイクをヤフオクに出品落札する際は合計2,354円(税込)の費用が必要です。
落札システム手数料は払わないといけないのでしょうか?
落札後、キャンセルされても落札者都合で削除すれば手数料は発生しません。
251t以上のバイクの場合、車検があるので残りの車検期間があれば廃車しない方がいいです。
残りの車検の期間があるかないかで落札金額にも影響します。
250t以下のバイクでは廃車した方がいいかもしれません。
手続きする手間はかかりますが、一旦廃車しておくことで公道を走ることができませんから、落札者は必然的に登録しなおさなくてはいけません。つまり名義変更がその時点で行われることになるので、書類上のトラブルはなくなります。落札者が新規登録するときは廃車証明書を渡せば済むことになります。
ヤフオクアプリでバイクを出品する場合、
・自動車、オートバイ > 中古車・新車
・自動車、オートバイ > オートバイ > 車体
へのカテゴリには出品できません。
詳細はこちら⇒ヤフオクヘルプ
パソコンからは普通に出品が可能です。