バイクを売るときちょっと寂しい気持ちになる

バイクを売るとき、ちょっと寂しい気持ちになったりしませんか?

「あなたにとってバイクとはなんですか?」
と聞かれたとき、何と答えますか?

 

僕だったら「恋人」とまではいかなくても、「親友」と答えるかもしれません。

 

バイクって単なる交通手段にとどまらず、なにか特別な思いが芽生えてくる乗り物なんですよね。
不思議なことに。

 

バイクに興味のない人からすると、「なんであんな乗り物がいいんだ?」
と不思議に思う人も多いでしょう。

 

夏は暑いし、冬は寒くて乗れないし、雨降ればずぶぬれだし。
おまけに音楽聞きながら運転することもできないし、荷物は運べない。

 

ただ、自分という人間を、あるところからあるところまで移動することができるだけです。

 

よくよく考えるとバイクよりも当然、車のほうが利便性は高いですよね。
興味のない人からすると、バイクに乗る意味が分かりません。

 

でもやっぱ「車よりバイク」なんですよね。

 

この気持ちが分かる人はバイク乗りしかいないと思いますが、バイクとはそういうものです。

 

こんな不合理な乗り物だからこそ、愛着がわくんでしょうね。きっと。
ですから、長年連れ添ったバイクを売るときには、やはり寂しくなるのは当然かもしれません。

 

僕がバイクに興味を持ち始めたきっかけ

僕も今までにずーとバイクとともに生活してきて、それこそバイクがない期間がないくらいバイク好きなんですが、昔は全く興味がありませんでした。
それこそバイクに一番興味が出てくる高校在学中は、全く興味がなかったのです。

 

でも、バイクが好きになったのは、大学に入り先輩方がバイクに乗っているのを真近で見て「かっこいいなぁ」と憧れを抱いたのがきっかけなんです。
そこから僕のバイク人生が始まりました。

 

当時、大学の図書館にたまたまバイクの漫画が置いてあったので、それを借りて隅から隅まで読みつくした覚えがあります。
大学で毎日のようにバイクを見ていると、僕の心は次第にバイクの事しか考えなくなり、授業を聴いていても上の空で、こっそりバイク雑誌を教科書代わりに勉強していました。

 

当然見ているだけでは気持が収まらず、夏休みに中型二輪の免許を取得して念願のバイクを購入したのは言うまでもありません。

 

それからというもの、通学はバイクオンリーです。

 

雨の日も、風邪の日も、真夏でも真冬でも、雪が降っていようが関係なしにバイク通学でした。
土曜日の授業が終わった後なんて、それこそ鎖を離した犬のように、バイクでそこらじゅうを走り回っていましたよ。

 

それほどバイク漬けライフを送っていました。

 

僕は何かに興味がでるとはまりやすいタイプなのでこういったことになるのかもしれませんが、それでも、バイクには車にはない特別なものを感じていました。
ですから、バイクを乗り換えるとき、今まで乗っていたバイクとのお別れのときにはぐっとこみ上げてくるものがあります。

 

「いままでたくさんの思い出をありがとう。」
と心の中で叫び感謝で胸がいっぱいになるんですよね。

 

バイクを売る時と言うのは、真剣に寂しくて仕方がなくなると、改めて感じる瞬間です。

 

バイクを売るときにはあなたもそう感じませんか?

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