バイクを売った時のトラブル

バイクを売った時のトラブルで考えられることは次のことがあげられると思います。

 

相手が個人の場合

 

・名義変更など書類上の手続きが行われていない
・代金を支払ってくれない
・写真と現車が違うと言ってくる
・売った後、数か月経ってからバイクの不具合で文句を言ってくる

 

相手が業者の場合

 

・安く買い叩かれる
・査定をしたいだけなのに帰ってくれない

 

それでは具体的に見ていきましょう。

 

売る相手が個人の場合

友人、知人、またはヤフオクなどでバイクを売るときに、取引相手というのはたいていの場合、個人だと思います。
相手が個人だと、売買にかかわる手続きは双方がすべて行わなくてはいけないので手間と時間がかかりトラブルの原因となることが多いです。

・名義変更など書類上の手続きが行われていない

名義変更が行われておらず、バイクを売ったけど税金がこちらに来てしまったなんてことも考えられます。
本来であれば、バイクを買った人が住んでいる地域でナンバー登録し、そこで名義変更するのが一般的となっていますが、ずぼらな人だと手続きしないままにしていることも考えられます。
そうなると売る方としてはどうすることもできませんから、トラブルになることが多いです。

 

・代金を支払ってくれない

バイクを売る代金は車種によっては高額になります。
例えば30万円で売れたとしても、その金額を一括で支払ってくれるかどうかは相手次第です。
まとまった金額を用意できなければ、毎月の支払となってくるでしょうから、そういったことも考慮しないといけませんね。
毎月でも支払ってくれるならまだいいほうかもしれません。
下手すると途中で支払できなくて、代金を踏み倒される可能性もあります。
そういったことの無いように、書面で契約書を交わしておくといいです。
契約書や支払確約書の方法はこちらです。

 

・写真と現車が違うと言ってくる

ネットオークションでありがちなのがこれ。
オークションでは出品されているバイクの情報は文字と写真でしか判断できません。
そのため、細かな傷などは写真ではわかりにくいものです。
それに実際に乗ってみた感じだとか、エンジンの調子などは試乗してみないと分かりません。
ですから、ネットオークションでバイクを出品するときには注意が必要です。
そういったトラブルを回避するためには、商品説明の欄に試乗済みでないと落札できない旨を書いておくと良いです。

 

・売った後、数か月経ってからバイクの不具合で文句を言ってくる

売った時の状態が良くてもバイクを乗り回していたら不具合は出てきます。
基本的に壊れないものなんてこの世に存在しませんからね。
でもそれがわからない輩もいるのは確か。
はじめはなんともなかったけど、乗っていたらあれが悪い、これが悪いと文句を言う奴にはしっかり説明しておきましょう。
「世の中には壊れないものなんて無いんだよ」って。
でもそれも理解できない人もいるかもしれないので、商品説明欄にはしっかりと記載しておきましょう。

 

相手が業者の場合

・安く買い叩かれる

バイクの査定金額というのは車種と年式、カラーリングなどから大体基準の相場というのが決まっています。
査定はそこから減車の傷や凹み、不具合などを減点し、最終的な査定金額が決まります。
ですが、査定士によっては、初めから安い値段でしか査定してくれない人もいます。
というか、殆どの査定がびっくりするような安い値段でしか提示してきません。
バイクの悪い点を並べ立て「これくらいの金額でしか買取りできませんよ」と上から目線で話してきます。
まるでコチラが一方的に悪くて申し訳ないような気持にさせてくるのですね。
それでそのまま安く買取していくという方法をとります。
気がつけば、「なんであんな安い金額で売ってしまったのだろう?」と後悔しても後の祭り。
そうならないために、自分の希望通りの値段にならなかったら、とっとと帰ってもらいましょう。

 

・査定をしたいだけなのに帰ってくれない

しつこく売り主を説得し始め粘りに粘って売る側が根気負けした挙句、「もうバイクを売るから帰ってくれ」と契約を迫る方法です。
いまはこういった事をすると、ネットですぐに拡散されますから、しつこく買い迫られることはなくなりましたが、以前は時々見られました。
仮に、こういったことがあった場合、あまりしつこいようであれば「警察を呼びますよ」と警告しましょう。

 

こんな感じで、バイクを売るときにトラブルになりやすい事柄を考えてみました。
トラブル回避のために自己防衛だけはしっかりしておきたいものです。

このエントリーをはてなブックマークに追加