水没バイクの買取り
最近のゲリラ豪雨などで思わぬ浸水被害を受けた方も多いかと思います。
テレビのニュースなどを見ていると、住民の方が
「こんなの今まで経験したことがない」
なんてよく耳にしますが、今はそれだけ異常気象なのかもしれません。
いつ、どこで水害に会うのか分かりませんから、普段から自然災害の対策を十分に行っていかなければいけませんね。
もし不幸にも水害にあってしまい、バイクが水没してしまったら、そのバイクはもう買取りできないのでしょうか？
水没バイクは買取りできないの？
結論から言うと水没バイクでも査定業者が買い取ってくれます。
買い取りしてくれますが水没しているがために、高額で売れることはありません。
水没バイクと言ってもどの程度の水没なのかで高く売れるかどうかが分かれます。
ポイントはエンジンに水が入っているかどうか？
エンジンに水が入ってしまうと当然エンジンがかかりませんし、修復しようと思うとオーバーホールが必要になります。
車種にもよりますが、エンジンオーバーホールは非常に手間がかかりまして、その分工賃も高額になり、下手すれば新しく中古バイクが買えるくらい費用がかかります。
ですからエンジンに水が入っているかどうかが非常に重要なポイントなんです。
バイクもろとも完全水没していれば、ほぼアウトですね。
よほどの希少価値があるバイク以外はパーツ取りにしかなりませんので、値段が付くだけでもOKと考えたほうが良いでしょう。
ただ、バイクが完全に水に浸かっていないけど、半分くらいは水没していた場合、エンジンに水が入っているかどうかをチェックしておく必要があります。
その見極めはここを見ると良いです。
エンジンに水が進入する可能性がある箇所と言うのは、吸気ポートと排気ポート部分。
吸気ポート側にはキャブレターやインジェクションがあり、その先にエアクリーナーBOXがあってそこから水が侵入します。
排気ポート側はサイレンサーの排気口もしくは、排気管接続部分などから侵入してきます。
その部分まで水が来ていたかどうか？
そういったところを見て判断し、買取業者に説明することで査定額が大きく違ってきます。
その場合はエンジンオイルを一度抜いてしまって、廃油の中に水が入っているかどうかを見てください。
エンジン以外ではやはり電装系ですね。
バイクは基本的に雨水などに濡れても言いような設計にはなっています。
なので多少濡れていても大丈夫なようにできていますが、水没することまでは考えられていません。
水没していると電装系もイカれていることが考えられますから、ハーネスが水に浸かっていたかどうかも確認しておくと良いでしょう。
まとめ
水没バイクを買取してもらうには、エンジン内部に水が入っているかどうかで査定額が大きく変わる。
