バイクを売るときの委任状
バイクを売る時の委任状の必要性と役割について。
バイクを売る場合、バイクの所有者本人が売るには委任状は必要ありません。
ですが、所有者と違う人がそのバイクを売る場合には委任状が必要になる時があります。
バイクを売る時の委任状の役目は、バイクの所有者が直接売却を行えない場合に、指定の代理人にバイクを売却する権限を与えることを意味します。
ですから、所有者の印鑑が押してある委任状があれば、所有者と違う人間が売却契約できるはずなんですが・・・
実際は、委任状があってもバイクを売ることができません。
というより、買い取ってもらえないです。
なぜなら委任状だけでは、所有者の本当の意思が伝わらないから。
たとえ委任状に印鑑が押してあっても、それだけでは買い取る業者は納得しません。
委任状なんて100均で購入した印鑑を押せば簡単に作成できますし、仮にバイクが盗難車だった場合、後になって話がこじれるからです。
ですからバイクを買い取る業者は必ず電話で所有者本人の意思を確認します。
たとえ、それが家族であっても必ず所有者本人の意思を確認するそうです。
実際に業者に電話で聞いてみたんですが、
例えば、親元を離れた社会人の息子を持つ父親が、自宅にある息子名義のバイクを売却しようとした場合でも、息子の印鑑が押してある委任状があるからといって売ることができないんです。
バイクが邪魔だと感じた父親が、息子に黙って売却しようとしてるかもしれないからです。
この場合でも、所有者である息子に売却の意思確認をするそうです。
確かにバイクを買取りする側の事を考えてみると、所有者の意思確認をするのは当然かもしれませんね。
バイクを得る場合は、所有者本人が行うのが一番いいということですね。
ということで、結論
所有者でない人がバイクを売る場合、本人の委任状があっても業者は買い取りしません。